株主優待クロス取引

セミリタイアまでの過程やセミリタイア後の日常を発信していき、こんな人生、こんな生き方もあるんだと思えるように頑張っていきます。
クロス取引
株主優待をお得に手に入れる方法として、クロス取引がよく言われます
よく、株主優待をタダで手に入れることができる方法!!と証券会社が謳っています。
しかし、そんなおいしい話はありません!!
クロス取引のやり方は簡単で、欲しい株主優待の銘柄を
権利確定日の引けに現物で注文すると同時に
同じ価格で信用売りをします。
権利落ち日に現物で信用売りを引き渡します。
そうすることで、権利落ち日の株価暴落による損失をなくして優待を得ることができます。
権利確定日はそれ以上配当、株主優待を持っていても仕方がないので、売りが殺到し株価が落ちます
その株価変動を抑えるために信用売りで現物の損失を補填します
これだけ聞くと、取引手数料だけでお得に株主優待を手に入れれると思われるかもしれません。
実際に楽天証券で20万円以下の銘柄でしたら225円+消費税なので500円のクオカードでも利益を得ることが出来ます
でも、そんなおいしい話はありません。
逆日歩
このクロス売りで一番気を付けないといけないのは逆日歩です。
逆日歩とは信用売りが大量に入ることで、株不足に陥ります。
そこで株を持っている人にいくら払いますので株を貸してください。
といってお金を支払って株を調達します。
その調達コストが逆日歩です。
2019年3月ではジー・テイストが逆日歩20.4円を付けました。
株価79円を株主優待目的で1000株買うと、逆日歩で20,400円も支払う結果になります。
たった、3000円の優待のために2万円を支払うことにあんるのです
これは極端な例ですが、逆日歩が株価の2%~3%つくことはよくあります。
しかし、株主優待が株価の2%~3%つくような企業はなかなかありません。
このクロス取引は得をしないんですよね。
逆日歩が付きにくい銘柄を選んでクロス取引をすることも可能ですが、結局逆日歩が発表されるまではわかりません
株主優待が届くと嬉しい気持ちになりますが、やはり投資は稼いでいかないといけませんからね。
-
前の記事
1月度 支出内容 2020.02.02
-
次の記事
収入の何割を投資に回しているか? 2020.02.04